賃貸借契約書の黒塗りについて-御前崎市は人権よりも企業の利益を優先して行政を行うのか

​財産区住民は当事者であり金額や契約年数など知る権利があるはず,

また、契約年数は健康や財産など基本的人権にもかかわる問題で、企業の都合によって黒塗りに出来るものではありません。

財産区管理者(市長)は契約を結ぶにあたって財産区管理会の同意を必要とします。この同意権は財産区財産が不当に処分をされることを防ぐためのものであり、区民はその権限を財産区委員に委任しています。監査委員は同意するにあたり区民の意思に沿って動く必要があり、区民はそれを監視する必要があります。この監視をするには契約年数など詳細な情報がないとできるものではなく、市役所はこの権限を不当に奪っているといえます。賃貸借契約書の地代、契約年数が黒塗だそうです。企業の利益が人権より重んじられてよいものでしょうか。

御前崎市は非公開の理由として下記の御前崎市情報公開条例6条第3号を上げていますが、「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、開示することが必要であると認められる情報を除く。」とあるよう、例外規定があります。

(御前崎市情報公開条例6条第3号)

(3) 法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を除く。以下「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、次に掲げるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、開示することが必要であると認められる情報を除く。

ア 開示することにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの

イ 実施機関の要請を受けて、開示しないとの条件で任意に提供されたものであって、法人等又は個人における通例として開示しないこととされているものその他の当該条件を付することが当該情報の性質、当時の状況等に照らして合理的であると認められるもの

 

​産廃裁判における「訴える権限がない」との主張

​裁判において財産区(市長)と大栄環境は「財産区は共有の財産ではなく、原告には訴える権限がない」と主張していますが、H31年の財産区だよりでは堂々と共有財産であると主張しています。また、地方自治法で財産区の権能は財産の維持管理とありますが、多額の補助金が公民館や地域へ支出されていることが書かれており、財産区が第二の市役所化していることが書かれています。(別添へリンク)

 

​財産区住民は財産区について知る権利はないのか

​この産廃誘致は環境問題のほかに住民を無視した誘致の手続きが問題となっています。

 

産廃施設の予定地は津波浸水域

​西側の隣接地は砂丘も低く、3mの浸水域となっています。

​御前崎市の西側、掛川市には清明塚と塚があります。「清明塚」は、陰明師・安倍晴明が祈とうしたといわれる塚で、今からおよそ1000年前、この地に立ち寄った安倍晴明は村人から津波被害の祈祷を乞われ、あずき色の小石を積み上げてに祈祷を行ったところ、津波の被害がなくなったとの話です。このように、この地域では昔から津波は恐れられており、建設予定地は津波の緩衝帯として保護されてきた場所です。産廃施設建設は地元住民にとってはとんでもない話であり、一部関係者の目先の利益のために作らせてはなりません。

 

ダイオキシンは安全か

環境アセスメントは信頼できるのか

​公害はなぜ発生するのでしょうか? ほとんどは予想がつかなかったからです。シックハウス症候群・アスベスト被害も同様に被害が出て初めて対策が講じられました。福島原発も同様、「想定外」です。最近ではミツバチの減少がネオニコチノイド系農薬によるものではないかとの話がありましたが、確定には至っておらず、販売は続いているようです。ダイオキシンは急性毒性に関してはそれほど心配はないようですが、慢性毒性については分からないことも多いようで、子供たちに大きな被害をもたらす可能性があります。また、環境アセスメントは第三者が行うものではなく、信頼性に疑問符が付くものです。

 

​原告(池新田財産区住民)に訴える権利はないのか

​同意権によって区民の意思が反映できるようになっている。

大栄環境と池新田財産区は裁判において原告に対し「訴える利益がない」と主張しています。私達住民は産廃処理場ができることによって長きにわたって多くの選択権が奪われます。選択権は基本的な人権であり、自由の証です。財産区財産の処分には地域で選び市長が承認する財産区委員の同意が必要なよう、住民の権利が認められています。産廃特別委員会での当時の財産区委員が証言した「同意に関し正当な手続きがなされていなかった」とあるよう、不正な手続きによる一部の人の利益のために大多数の利益が犠牲になってはなりません。こんなことが許されたら区民の権利はどのようにして守ったらよいのでしょうか。

 

​行動しない市長ー住民投票は何だったのか

産廃賛成の1,565票は池新田の有権者の21.6%でしかなく、池新田地区でも反対は明白です。御前崎市全体では賛成1,565票、反対14,409票、90.2%が反対をしました。

推進委員会の住民の合意が取れているとの言葉は、住民投票によって事実ではないことが証明されました。市長は絶対つくらせないと表明していますが、何も行動をおこしません。住民投票で明白な結果が出ていることから、議会に法案を提出し、市長の立場として撤退するよう行政指導を行うべきです。知事の判断を期待しても、大栄環境が建設の申請を出さない限りできないことです。これ以上市政を混乱状態に置くことはできません。

 

池新田方面隊の予算・決算は???

H30年には財産区から1,080万 市から1,080万の補助金。毎年と高額な補助金で運営されている池新田方面隊の予算・決算書が公開されていません。

池新田方面隊隊長(公民館長長)に1池新田区民として予算書・決算書の開示請求しましたが、入手できませんでした。6月に町内会長にお願いし入手をはかりましたが、断られたそうです。住民の代表であり、当然知っていなくてはならない立場の町内会長が、なぜ入手できないのでしょうか。また、市はなぜこのようなことを許しておくのでしょうか。